日本の警察組織は、国の機関としては内閣府の外局である国家公安委員会の管理のもと、警察庁とその地方機関である「東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州」の７管区警察局が設置。
それに管轄外に「警視庁」「北海道警察」がある。
「警視庁」は日本国首都特別警察で、本庁の所在地は東京都千代田区霞が関２丁目１番１号。本部の所在地付近の旧称「外桜田門」から、通称「桜田門」とも呼ばれる。現在の警察官の人数は約25万7千人。
階級外：警察庁長官（Commissioner）
警察法上は階級外、警察官の最高位。肩章／星5つ。
第１位：警視総監（Superintendent General）
制服組トップ＝東京都・警視庁のトップ1人。肩章／星4つ。
★旧バッチ見本
第２位：警視監（Superintendent Supervisor）
県警本部長クラス＝38人、警視庁副総監は警視監の階級。旧バッチは線ナシに日章3つ。
★以下現在のバッチ
〈主な官職〉
警察庁次長・官房長・局長・審議官・部長・主要課長、警察大学校長・副校長、管区警察局長、皇宮警察本部長、警察大学校長、警視庁副総監・主要部長、警察本部長（一部）
第３位：警視長（Chief Superintendent）
県警本部長クラス＝約600人。旧バッチは線ナシに日章2つ。
〈主な官職〉
警察庁内部部局課長・参事官・管理官、管区警察局部長・学校長、警察大学校部長、警視庁部長・主要参事官、方面本部長（一部）、警察本部長、警察本部主要部長
第４位：警視正（Senior Superintendent）
署長クラス＝警視と合わせて約5,500人、警視正から上は国家公務員。旧バッチは線ナシに日章1つ。
〈主な官職〉
警察庁内部部局室長・理事官、管区警察局部長・主要課長・管区警察学校部長、警察大学校主任教授、警視庁参事官・主要所属長、方面本部長、警察本部部長・主要参事官・主要課長・首席監察官、市警察部長、大規模警察署長
第５位：警視（Superintendent）
署長クラス、警視以下は地方公務員。旧バッチは1本線に日章3つ。
〈主な官職〉
警察庁内部部局課長補佐・課付、管区警察局課長・調査官・管区警察学校教授、警察本部参事官・所属長・管理官・係長、警察署長・副署長・主要警察署管理官・課長
第６位：警部（Police Inspector）
管理職＝約11,000人。警察署の各課長クラス。旧バッチは1本線に日章2つ。
〈主な官職〉
警察庁内部部局係長、管区警察局課長補佐・係長、主要警察本部係長、警察本部課長補佐、警察署・副署長・次長・課長・課長代理、執行隊中隊長
第７位：警部補（Assistant Police Inspector）
管理職＝約32,000人。警察署の係長クラス。旧バッチは1本線に日章1つ。
〈主な官職〉
警察庁内部部局係長心得、警察本部係長・主任、警察署課長代理・係長・係長代理、班長、執行隊小隊長
第８位：巡査部長（Police Sergeant）
警察署の主任クラス。巡査部長は階級名で、「巡査部長」という役職はありません。旧バッチは2本線に日章3つ。
〈主な官職〉 警察署主任、班長、執行隊分隊長
巡査長（Senior Police Officer）
巡査長は巡査より格上になりますが、階級は巡査です。正確に期す場合は「巡査長たる巡査」などという。旧バッチは2本線に日章2つ。
〈主な官職〉 指導係員
第９位：巡査（Police Officer）
階級の最下位。旧バッチは2本線に日章1つ。
〈主な官職〉 係員
